見頃を迎えた花を撮影に行き感じたこと

こんにちは、前日に仕事が2件ともキャンセルになりしょぼんとしているカメラマンの鈴木龍之介です。

タイトルに書いたことがあまりにもね、良くないんじゃないのかなと思い投稿に至ってます。

彼岸花

昔から花を撮ることが好きな私はのんびり撮影したい思いと、他の人との接触を避ける隠キャでトップシーズンの花を撮る経験があまりなかったのですが、つい先日、一瞬で咲き、一瞬で散ってしまう彼岸花を撮影に行きました。

その場所は200メートルもない小さな花畑で彼岸花の間に遊歩道、近くには川が流れる素敵な場所でした。

写真を撮っている人もいれば、犬を散歩したり公園らしい空気感。

そんな中で彼岸花に目をやると本当に綺麗に咲いているのですが、花畑の一角に明らかに人が踏み入ったであろう場所があったんですよね。

写真で切り取ることと、鑑賞する人はそれぞれ違う視点があり、限定的に写真は残るけど

鑑賞している人は広域的に見ていると思うのです。

そして、鑑賞目的の人はわざわざ遊歩道があるのに彼岸花の中に足を踏み入れるなんてことは基本的にないと思うんです。

散歩している人はリードで犬を静止することが出来るので多少入り込むことがあっても踏み荒らすには至らない。

全部人の所業かといえばそうではない可能性もありますが、昨今のカメラマンのマナー違反があるせいか私自身もあの踏み荒らされた場所を見た時に「カメラマンだ」って勝手に決めつけてしまいました。それだけ負の実績がカメラマンにはあるってことです。しょうもない。

そして花を撮るカメラマンが花畑をかき分け、他の花を踏み入り込むことも、そんなに多くない。

大抵はポートレートですよね。花の中で囲まれている。そういった写真を撮りたいカメラマンなのかモデルさんの意向なのかは定かではありませんが・・・

別に花畑に入らなくたってこれくらいの写真は撮れます。ベンチが川沿いにあり後ろ姿を撮影しました。

カメラマンもモデルさんもこんなふうに撮りたい!とか色々考えて撮影に臨んでいるかたが多いのは理解が出来ますが、大前提「他の人が悲しい思いをする」そんな気持ちにさせるような構図を作るのは辞めてもらいたい。

結局考えに凝り固まったやり方を自己欲求のために実行する、その代償として花が曲がったり折れたり、踏み荒らされたり・・・本当にしょうもない。

記録も記憶も写真は写真です。その記憶って誇れる記憶なんですかね?

撮影地に立ち、その場その場で柔軟に対応する。もちろん迷惑や悲しい思いのする人が出ないように細心の注意を払う。

誰でも簡単に写真が撮れる環境、母数が増えればそれだけ変な考えを持つ人が増える。

考え方を改めて

職業カメラマンの私から見て単純に思うことはマナー違反を犯してまで撮った写真がどれだけ立派だったとしても、そんな写真に価値なんてない。

そのせいでみんなが撮影していた大切な場所が撮影禁止になることだって十分にありえます。

それって悲しくないですか?

ここまで読んでくださりありがとうございます。

みんなの大切な場所はみんなで守りましょう。

ポートレート、広告撮影、ウエディング、料理、お宮参りなど

多種多様に愛知県で撮影させていただいております。

よろしければご用命ください。

プロとしての写真、環境への配慮、お金をいただく責任、全て背負って撮影させていただきます。

Photo RYUtopia

鈴木龍之介

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