Vol.4 【F値・シャッタースピード・I SO】私の撮影時の設定【仕事時のスナップ編】
こんにちは、今日は撮影の際の設定に関して記していこうと思います。
大前提、芸術作品としてではなく依頼者の要望を叶える写真としての設定です。
ターゲットはお子様で親御さんに喜んで購入いただける写真。
カメラはフルサイズ一眼レフでjpeg撮影、絞り優先モードの場合と仮定します。
F値:F7.1以上で上限はF11(屋内ではその限りではないです)
シャッタースピード(以降SS):1/400(屋外)もしくは1/200(屋内)
ISO:SSが上記以上のスピードになるように上げる(上限はISO6400)
露出補正は:+2/3〜+1と2/3
(あれば)ストロボ:ハイスピードシンクロが出来るものでストロボパワーは順光・サイド光の際は±0〜-2/3、逆光は+2/3〜+2
理由を簡単に説明していきます。
F値は被写体がどこで遊んでいるかを把握が出来て尚且つお子様の体全体にボケが出ないようにするため。
SSはお子様が走り回っていても、跳ねていても極力ブレを起こさない速度で撮影したいため。
ISOは低いに越した事はありませんが、L版の写真でプリントする場合、ISO6400でも十分に写真として販売出来ます。
露出補正はお子様の顔が明るく見えるように+設定です。
(あれば)ストロボは次回以降に記していこうと思います。
仕事の撮影した作品に関してはアップロード出来ないのでご了承ください。
意識することは、動きがあり遊んでいるのが分かるのが好ましいです。
ズームで大きく撮影すると背景が分かりにくく、親御さんでも撮影出来るため、基本は全身が写っている方がいいです。
顔はもちろん手や足もお子様が楽しんでいる雰囲気を醸し出すことが出来ます。
例外の写真を1枚
こういった写真は何をしているのか明確なため、ズームで背景は自然の色が分かる程度にボケさせてもいいと思います。
F値・SS・ISOの3つでしかカメラは露光の設定が出来ないため三角関係を理解することが写真表現の上達に繋がります。
このお話でお伝えしたいことはISOを上げることを毛嫌いしないで欲しいということで、ISOを上げなかった為に、SSが足りずブレて最高の瞬間を撮り逃すかもという意識を持つこと。
SSを稼ぐためにF値を開放にすることは、背景が曖昧になったりお子様がボケたりと表現が変わってきてしまう為、選択肢としては最終手段とした方がいいと思います。
【SNSなどでフリーランスのフォトグラファーが活躍している景色を簡単に見ることが出来る昨今、夢を叶える為に努力をしている方へ】
自分が好きな表現で写真を買ってもらえるなら言う事はありませんが、お客さまの要望に応える写真を撮る為に、自分の得意な表現ではない撮影をする必要があります。
写真が好きではない人の撮影をすることも時としてあります。それでも限られた時間の中で最良の写真を提供する厳しさもあります。
私個人としてフリーランスよりもある程度有名なフォトスタジオから働くことをおすすめしたいです。
フォトスタジオで働くメリットは何よりも既存顧客からの信頼があること。
人対人とのやりとりにおいて会社の看板は大きいです。
もし写真館に属することなくフリーランスを志すとしたら、自分の友人関係の中に仕事に繋がる強固な関係が持てている事が必要だと思います。
33歳で夢を追いかけ1部上場企業を辞め老舗フォトスタジオに転職した私からでした!
全員へ響く事は言えませんが、1人でも有益だったと思ってもらえたら嬉しいです。